特徴的な症状

手足やお尻に、すこし盛り上がった直径数ミリ以内の赤い発疹が出現します。痛みを伴うこともあります。 小さな皮下出血によるもので、はしかなどの発疹と異なり、透明な板で発疹を圧迫しても赤い色は消えません。 小さな血管に炎症が起こり、その部分が出血するということが、皮膚だけでなく、腸管や腎臓でも起こり、そのために腹痛や血尿などの症状がでることもあります。 原因は、なんらかの感染やアレルギー反応が関与していることが考えられていますが、詳細はわかっていません。自然軽快することが多いのですが、腎炎を合併すると、治癒に時間がかかります。 アレルギー性紫斑病、あるいはシェーンライン・ヘノッホ紫斑病とも呼ばれます。

受診のタイミング

原因のはっきりしない紫斑が出たら、しばらく様子をみて、診療時間に医療機関へ。まれに、ひどい腹痛を伴う場合があるが、そのときはただちに救急車で医療機関へ。

ホームケア

活動度 家のなかでおとなしく過ごさせる。症状によっては入院治療が必要なこともある。
食事 普通どおりの食生活でよい。
医師に処方された薬を正しく服用する。
入浴 お風呂にいれてもかまわない。