私たちが宿泊したのは、ルーヴル美術館が見えるクラシックホテル。
町全体が美術品(美術館)とも言えるパリは、
どこを見ても歴史的建造物ばかり。
観光名所ともなれば、それはそれは、壮大です。
ルーヴル美術館は、その内部に膨大な宝物を秘めて、
美しくたたずんでいました。
現代美術で有名なポンピドゥー・センターにも足を運びました。
ルーヴル美術館とは対称的に、クラシックな町のなかで、
異彩を放つ現代的な建物が印象的です。
この2つの美術館のミュージアムショップでは、
特徴の違う絵本をたくさん発見!
パリへ行って絵本を見るなら、ミュージアムショップの絵本コーナーは
おすすめのスポットです。
パリの初日はセーヌ川めぐりから。
パリ市の中央を流れるセーヌ川からは、
多くの観光スポットを眺めることができます。
セーヌ川にかかる橋では、絵を描いている人もよく見かけます。
さすが芸術の都です。
川べりに座ってくつろいでいる人も多く、
ゆったりとした時間が流れています。
ご存知ルーヴル美術館は、教科書でみるような世界的名画や彫刻が、
そこかしこにあります。
「これ、全部レオナルド・ダ・ヴィンチ??」というような部屋や…
ミロのビーナスもサモトラケのニケも大集合!
普段はデッサンでしかお目にかかれないような彫刻の数々も
一同に並んでいます。
絵画も彫刻も、日本のように物々しくなく、
作家の息づかいが感じられそうな距離で見られます。
パリっ子は、こんな素晴らしい本物の芸術を小さなころから見て育つのですね。
ルーヴル美術館のミュージアムショップは規模も大きく、
デパートのようにテナントが並んでいます。
メインのミュージアムショップには、たくさんの芸術書がありますが、
芸術や歴史的なテーマを扱った子ども向けの本もたくさんありました。
絵本仕立てだったり、図鑑ふうだったり、
子ども向けでも日本によくあるマンガ解説本などとは違い、かなり本格的。
本物が身近にあり、芸術も歴史も暮らしの一部なのかもしれませんね。
一方、ポンピドゥー・センターのミュージアムショップの本売り場は、
明るく広く開放的。
大きな本屋さんのようです。絵本コーナーもかなり充実していました。
ルーヴル美術館とは違って、現代的でポップな絵本が多いのですが、
やっぱりオシャレでユニーク。
しかけのあるボード絵本、かなりグラフィカルな絵本などなど、
色使いも美しく目移りするほど、刺激的なラインナップです。
私たちの好きな作家(HERVÉ TULLET)の絵本も発見。
目の部分だけがくりぬかれて、顔で遊べる楽しいしかけ絵本です。
印象的だったのは、現代アートをモチーフにした数の本。
現代アート(抽象画)で丸のモチーフを使った作品をセレクトし、
作っているのですが、よくこんな絵本ができたものです。
どちらのミュージアムショップでも時間はあっという間に過ぎ、後ろ髪をひかれながら帰路につきました。
ルーヴル美術館のカフェ『カフェ・マルリー』
ルーヴル美術館の中にはいくつかのカフェがありますが、中庭に面した素敵なカフェで朝食をいただきました。
席は庭に面して、1列にズラっと並んでいて、どの席もナイスビューイング! ちょっと優雅な気分になりました。
ルーヴル美術館を学ぶ学校!
ルーヴルにはルーヴル美術館を学ぶ学校があるのだそう。
そこへ通っている友人に案内してもらって、見ることができた私たちはラッキーでした。
芸術を学ぶことは、最高の大人の贅沢ですね。
次回は街の絵本屋さんについてです。