同じくらいの子どもとのやりとりから学ぶ
ひとりで歩けるようになり、それに慣れてくると、足腰がしっかりして、バランス感覚もよくなります。外に出る機会もふえて、さわったり、においをかいだりと五感をフルに使い、自宅・屋内・屋外などの区別をつけるようになっていきます。ただ、なかには慎重な赤ちゃんもいて、ひとり歩きをためらう場合もありますが、ママやパパが手をつないで歩き、ときおり手を離したりして、自信をつけさせてあげましょう。
1歳を過ぎると、同じくらいの子どもに関心をもつようになります。まだ同じあそびを同じように楽しむことはできませんが、おもちゃの取り合いなど、人とかかわることで、思いやりやルールを学んでいきます。必要以上に手を貸さず、見守ってあげてくださいね。
監修:小児科
榊原洋一
毎日の生活リズムを整えていきましょう
起床や就寝、離乳食の時間をできるだけ同じ時間に合わせて生活リズムを整えていきましょう。あまり厳密だとママの負担になってしまうので、前日の状況も加味して、多少の幅をもたせましょう。離乳食は食べる量もかむペースも赤ちゃんによってさまざま。たくさん食べる子もいれば食べない子もいるので、気長にゆっくりお子さんのペースを見守って。小柄で小食でも、体重が増えていれば大丈夫。動くようになるともっとおなかがすいて食べるようになります。アクの強い野菜や生ものは避け、食材には必ず火を通しましょう。
赤ちゃんの行動範囲も広がり、公園あそびも楽しいころ。ブランコやすべり台などを大人といっしょに楽しんだり、砂場では裸足で遊ばせてもいいですね。危ない物が落ちていないか必ず確認を。
健診は必ず受けて、楽しい子育てライフを!
30~40代くらいから、乳がんや子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんなど、婦人科系の病気がふえる時期です。赤ちゃんのママであるあなたはもうひとりのからだではありません。みなさん「若いから大丈夫」「まさか私に限って…!」と思いがちですが、年齢が若くても十分あり得ることです。病院に行くと長ければ半日がかりになることもあり、自分のために時間をとるのはなかなか難しいと思いますが、お子さんを家族や補助機関にあずけてでも健診に行ってほしいと思います。日々の忙しさに追われ、ママはいろいろとガマンしてしまいがちですが、言うまでもなく、ママの健康の優先順位はとても高いのです。
みなさん、からだに気をつけて、楽しい子育てライフを送ってくださいね!
監修:東京ミッドタウン
クリニック顧問・婦人科
生月弓子
あそびかたに決まりはありません。
これをヒントに自由なアイディアで、赤ちゃんとの時間を楽しんでくださいね!
あそびは赤ちゃんのもつさまざまな芽を伸ばしてくれます。
からだの成長、手指の発達、物の認識、言葉のレパートリー…。
誰かといっしょのあそびは、赤ちゃんにとってこの上なく楽しいものなのです。
子育て支援制度の拡充に期待しましょう!
1歳のお誕生日、おめでとうございます。ようやく1歳、まだまだ1歳でしょうか。おじいちゃん、おばあちゃんを交えて、お食い初めをされたご家庭も多いのではないでしょうか。
お子さんが1歳になったことで、すでに職場復帰をされた方もいると思います。育児休業給付金は2ヵ月ごとの支給で、育休中のやりくりは大変だったでしょう。お給料が復活するこれからは、新しい予算を立てて、やりくりを再スタートさせましょう! とはいえ、保育料の負担が発生したことで、収入はふえても、思ったほど楽にはならないというご家庭もあるかもしれませんね。1、2歳ころの保育料は、共働きのご家庭では平均3~7万円くらいの負担に。決して支払いは楽ではありませんが、3歳児クラスから安くなりますし、近い将来無償化というハナシもあるかもしれません。それまで、1~2年の我慢です。