はじめまして! フリーカメラマンの田口陽介です。
月刊『赤ちゃんとママ』の「パパボンド」というパパを取材するコーナーで、撮影を担当する僕も、2013年3月にパパになりました!
これまで撮影でいろんなパパに出会ってきましたが、僕にもとうとう生まれましたよ~。
父親になって何かが変わったという実感は、まだ正直ないというのが本音ですが、この連載では、僕と息子との毎日を、みなさんにお伝えしていきます。

始まったばかりの3人暮らしですが、こんなにもか弱く、かわいくてちっこい生きものに、大のおとな2人が振り回されっぱなしです。睡眠不足で日々眠いけれど、ガッツ石松さんに似た寝顔には毎日癒されています。
なにしろ生まれたばかりで、僕も妻も手探りの子育てなので、このブログを読む子育ての先輩方からお叱りを受けることもありそうで心配ですが、ぜひあたたかい目で、読んでほしいと思います。

子どもが生まれたのは3月10日。おりしも、僕の誕生日の前日でした。朝、妻から陣痛が来たと伝えられたときは、「お、おう…そうか。ついに来た な」なんて、努めて平静を装ってはいましたが、内心は「うおー、やばいっ! 予定日より1週間も早いぞ! 初産は早まることは少ないって話じゃなかったけ!?」と、実はテンパっていた僕。

とりあえず仕事には行かなくてはならないので、急いで病院と義母に電話したあと、「え~と、次にすることはなんだっけ? そうだ。こんな日はどんな 服を着よう? 病院に泊まりこむかもしれないから、ラクな格好がいいのか?」などと、どうでもいいことを考えながら、部屋をぐるぐる歩き廻ったりしていま した。
まったく頼もしくなかったあの姿を、妻に見られていないといいのですが…。

仕事が終了し、あわてて病院に駆けつけると、息子はぼくの到着を待ってくれたのか、すんなりと安産で産まれ、早くも親孝行の息子です。

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産院にて。助産師さんから陣痛のいきみ逃しのマッサージを教わり、さっそく実践。

お産中は、いきむ妻を励ましつつ、妻の頭を右手で支え、左手でビデオカメラをまわすという器用なことをしたので、助産師さんに「さすが! カメラマンですね」なんて言われてしまいました。

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出産翌日、2865gで元気に生まれてくれた多紋と初めての2ショット!
どちらかというと奥さん似かな?

 

息子の名前は、悩みに悩んだ結果、「多紋<たもん>」と付けました。このときのエピソードは、また次回に書きたいと思います。