アデノウイルス感染症(咽頭結膜熱・プール熱)とは、アデノウイルスに感染することによっておこる夏に多い感染症です。プールで感染することが多いことからこの名前がついています。いわゆるかぜ症候群の5~8%はアデノウイルスによるものですが、タイプIII型のアデノウイルスがこの病気を起こします。別名は咽頭結膜熱といい、喉が赤くはれ、痛みを伴い、結膜の充血も激しく、首のリンパ節も腫れて痛みます。4~5日と長期間続く高熱が特徴で、咳や鼻水はあまりでません。高熱とともに全身倦怠感が強く、ぐったりします。予防接種はなく、抗生物質も効果がありません。