脱水症
特徴的な症状
下痢や嘔吐、発汗などによって、体内の水分が失われ、そのために全身の血管内を流れる血液量が減り、重症になると血液中の電解質(ナトリウム、カリウム、塩素)の濃度が正常範囲より高くなったり(高張性脱水)低くなったり(低張性脱水)します。
口がかわき、尿量が少なくなったり出なくなるとともに、皮膚の張りがなくなります。さらに進むと、全身倦怠感がますます強くなり、意識障害やけいれんさえ起こるようになります。
口から水分がとれるときには、口から水分補給を行い、嘔吐などでそれができないときには、輸液(点滴)で水分補給を行います。
受診のタイミング
ぐったりしている、おしっこが出ないようなときには、夜間、休日でも医療機関へ。けいれんや意識もうろうといった症状が現れた場合は、ただちに救急車で医療機関へ。
ホームケア
活動度 | 家のなかでおとなしく過ごさせる。保育園・幼稚園には症状が消えてから通う。 |
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食事 | 水、お茶、乳幼児用イオン飲料など水分の補給を少量ずつ行い、衰弱がひどいときには点滴を受ける。柑橘系ジュースや牛乳は、吐き気、下痢をひどくすることがあるので避ける。 |
入浴 | 長時間入浴は避ける。 |
下痢へのケア | おむつは汚れたら取り換え、おしりを清潔に保つ。回数が多いときはシャワーでおしりを流すのもよい。トイレに行ける子は、親が便の様子をきちんと観察する。 |