特徴的な症状

麻疹ウイルスによる重い感染症です。

症状は前後2期に分けられます。1期(前期)は、カゼ症候群によく似ており、咳と鼻水、結膜炎と中程度(38度くらい)の発熱がおこります。3~4日でいったん熱は少し下がりますが、その後急速に高熱となり(II期・後期)、同時に赤く細かい発疹が全身に広がります。 高熱と全身倦怠感のためにぐったりします。また光をまぶしがるのも麻疹の特徴の一つです。ウイルス感染が肺に及ぶと、呼吸困難のために命にかかわることもあります。数日高熱が続いて後に解熱しますが、発疹は癒合し、治った後に色素沈着を残します。

予防接種で予防できますので、必ず予防接種を済ませましょう。

受診のタイミング

診療時間内に医療機関へ受診しましょう。

ホームケア

活動度 家のなかで過ごしましょう。保育園・幼稚園は元気があっても、他児にうつす可能性があるので休みます。
食事 普通でかまいませんが、刺激のある酸っぱいものや辛いものはやめましょう。
薬は通常使用しません。
入浴 可能ですが、高熱の時はやめましょう。