百日咳
特徴的な症状
百日咳菌による、激しい咳を特徴とする感染症です。
初期症状は、鼻水、微熱などで始まりますが、続けざまに10回以上「ケンケンケンーーー」と咳がでて、その後に大きく息を吸い込むという独特の咳発作(レプリーゼ)が続きます。
咳によって腹圧や脳圧があがり、顔は真っ赤に充血し、結膜出血や、まれに脳出血がおこることもあります。乳児、特に6か月以下では、咳ではなく突然の呼吸停止がおきることがあり、命にかかわることがまれではありません。すぐに入院して、抗生物質療法や、乳児では酸素吸入などが必要になります。
3種混合の予防接種で予防できます。
受診のタイミング
予防接種(三種混合)を受ける前で、百日咳特有のレプリーゼが見られる、呼吸がつまる場合は、ただちに救急車で医療機関へ。
ホームケア
活動度 | 家のなかで寝かせる。保育園・幼稚園には医師の許可が出てから通う。 |
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食事 | 咳がひどいときは吐きやすいので、咳の軽いときに少量ずつ与える。水分補給を十分にする。 |
薬 | 医師に処方された薬を正しく服用する。 |
入浴 | お風呂にいれてもかまわない。 |
咳へのケア | 横になると咳がひどくなるときは、上半身を起こして休む。室内の湿度を60~70%に保つ。湯気や蒸気のあがる場所(シャワーを浴室の壁にあてながら、など)で呼吸させると楽になる。加湿器があるときは使用する。 |