特徴的な症状

多くの場合、かぜやインフルエンザなどのウイルス感染症になってから数日して、急に激しい嘔吐、けいれんや意識障害を起こす脳の病気です。
はっきりした原因は分かっていませんが、ウイルス感染による炎症によって作られた物質が脳に働いて、急速な脳のむくみ(浮腫)が生じる状態です。
むくんだ脳によって、生命の中枢である脳幹部が頭蓋骨に圧迫され、命にかかわることがあります。アスピリンなどの解熱剤の一部は、脳症の発症と関連があると言われ、小児では、アスピリンは使用されなくなりました。

受診のタイミング

意識もうろう、けいれんの症状がある場合は、ただちに救急車で医療機関へ。

ホームケア

活動度 入院治療が必要。
退院後の生活 退院後の生活の制限はない。後遺症が残った場合は、医師や作業療法士などと連携しながら、リハビリを続ける。