みなさま、明けましておめでとうございます。
おかげさまで、この連載は2年目に入りました。今年も子育てまわりの、身近なお金の話題を取り上げていきますので、引き続き、よろしくお願いいたします。
さて、年が明けたばかりの今月は、家計簿がらみの話をしたいと思います。

お年玉は「特別支出」として記帳を

赤ママの読者のみなさんのように、まだお子さんが小さいご家庭では、お子さん自身にお年玉をせがまれるような心配はないでしょう。なかには甥御さんや姪御さんなどのご親戚に、お年玉を渡した方もいらっしゃるかもしれませんね。

経験的に、お年玉の金額が2000~3000円ですむのは小学生くらいまで。中学生になると、5000円くらいは渡さざるを得なくなり、高校生以上になると1万円が常識(!?)になるような気がします。
私自身は、高校生と中学生の息子たちにそれぞれ1万円ずつ渡しました・・・が、私に内緒で主人も、お年玉を渡したらしいです。「ママにはだまってろよ」と口止めしたようですが、口の軽い次男がうっかり口を滑らして判明。「そんなお金があるなら、息子たちの受験料にまわしてくれえ~」というのが、私の心の声です。

それにしても、このくらいの歳の子どもたちに渡すお年玉って、立派な「特別支出」だなあと、毎年感じます。渡した合計額が1万円くらいまでは月々の家計支出としてもかまいませんが、それ以上の金額になった場合は、家計簿の特別支出の欄に、お年玉の金額をきちんと記入しておくのがよいでしょう。

家計簿の費目は「少ないほど」合理的

ところで1月といえば、家計簿が新しくなる時期。みなさんは、毎年決まった家計簿を使っていますか? それとも毎年変えているのでしょうか?
家計簿そのものは、自分が気に入った使いやすいものを使えばいいのですが、長続きさせるコツとして、「費目の数をできるだけ絞り込む」ことを心がけてみてください。

費目とは、使途によって区分けした費用の名目です。市販の家計簿を購入すると、この費目がたくさん記入できるようになっていますが、費目数が多いのが、良い記帳方法とはいえません。記帳する機会の少ない費目は、いくつかをまとめてしまったほうが付けるのもラクですし、記帳方法としても合理的です。

ちなみに私は、「食費」「外食費」「日用品・子ども関係費」「私のこづかい」「仕事関係費」「特別支出」の6費目に分けて記入しています。今までいろいろなパターンを試しましたが、現在の6つに分けた記帳方法が自分には向いているようなので、当面は今の方法で続けようと思います。みなさんもぜひ、ご自身の家庭の支出に適した費目を考えてみてはいかがでしょうか。

重要!1か月のお金の流れを把握するページ

さらに、家計簿を付けるうえで大切なポイントがひとつ。

それぞれ体裁は異なるものの、どの家計簿にもたいてい、1か月のお金の流れを整理するページが付いています。貯蓄や保険料、住宅関連費、習い事代などの固定費と、食費、交際費、光熱水道代などの変動費を記入して、1か月の収支を計算するためです。
家計簿付けでは、ここをきちんと付けることが、実はとても大事。このページで集計をしないことには、結局のところ、ひと月のお金の流れ(収支の実態)が把握できないからです。
固定費については、毎月金額が同じであれば、2月以降は「1月と同じ」など、省略した記帳法にしてもOK。できるだけ記帳の手間を省けるように工夫するのが、長く続けるための秘訣なのです。

 次回更新は2月13日の予定です。