東京でも、雪が積もることもある昨今。みなさま、お元気でお過ごしでしょうか?わが家には受験生が2人いるので、風邪をひかせないように気を配っていますが、当の本人たちは半そで、半ズボンで動き回っています。「長袖を着て!」「なんで、半ズボンなの!!」と、毎日、生産性のない会話を繰り広げている私たち親子です。

私立高校+私立大学受験のダブルパンチ

みなさんにとってはかなり先の話かもしれませんが、わが家の支出でタイムリーなのが受験費用。今回はそのご紹介をしたいと思います。

高校や大学で公立校に進学してくれるような“親孝行なお子さん”とは違い、私立高校&私立大学しか受験しないわが息子たち。私立高校の受験料は、1校につき2万円から2万5000円くらいかかります。東京都内は2万2000円もしくは2万3000円の学校が多い気がします。

そして、教育資金の「本丸」。大学の受験料は、1校3万5000円が一般的。さらに1回の受験で複数の学部を受けられたり、全学部を一気に受けられる学校もあります。その場合、1学部のみなら3万5000円の受験料が、2学部なら5万円、3学部になると6万円・・・のように、少しずつ割り引かれていくのです。何となくお得な気がしなくもないですが、いやいや、1校受けて6万円ですよ! これが何校も続くとなると、親の懐は大変です。

40万円超えの受験費用を思えば 小さいうちが、やっぱり貯め時

加えて、センター試験の成績で合否が判定される『センター試験利用入試』というのも、多くのお子さんが受験します。実際に学校に出向いて試験を受けるわけではないので、1校につき1万円から、高くても2万円以内で受験できます。

といっても、センター試験利用入試にしても複数校受験するのが一般的で(成績の良いお子さんは受験校を絞れますが)、結局のところ受験費用はどんどん高額化していくわけです。

ちなみに長男の受験料の総額は、2月初旬現在で43万円也!

「合格の声」を聞けなければ、さらに加算される可能性もあります・・・受験結果とタイミングによっては、入学金を1校分くらいは捨てる!といった覚悟も必要。そして、43万円という金額は、特別多いわけではなく、私立校中心の受験をするママ友からも「ウチもそのくらい払った」とか「ウチは50万円を超えた」といった声が普通に聞こえてくるのです。

大学受験と高校受験のダブルパンチのわが家では、今年だけで300万円を超える教育関連費が、羽が生えたように飛んでいくでしょう。
耳の痛い話をしましたが、たとえばお子さんの習い事代の月々数千円でも、1年間ガマンすれば、大学2校分くらいの受験料になります。お子さんが小さいうち=貯め時は、習い事も本当に必要なものかどうかをよく考え、少しでも高校や大学に向けて教育費をストックして欲しいと思います。

ちなみに、私立小学校を受験する場合、年少から年長までの3年間で150万円から200万円の受験費用(専門の塾の費用など)がかかります。入ってからも、毎年100万円超の支出が続くことに! 進路は家庭の懐事情とじっくり相談して定めたいですね。

 次回更新は3月13日の予定です。